以前のせた「国際結婚、別居してみて思ったこと」、が今までで一番多く読んでいただけたようで、といってもまだまだですが、気になる方が世の中にはいっぱいいるのだろうと思い、今日はこのタイトルでクリックをしてしまった方たちにオススメの一冊をご紹介したいと思います。

『ひとりを愛し続ける本』 遠藤周作



遠藤周作、、、思い出されるのは『深い河』『沈黙』に、このタイトル。なんかすっごーーく重い・・。でも大好きな友人から譲られたので、すっごく薄いし、読んでみることにしました。と、これが意外や意外、あれ、遠藤周作ってこういう人だったんだー。でもさすが、です。重いような話題をさらっと。また男性が書いている、というところも女性読者にはミソかもしれません。

今週、数年ぶりに棚を整理してきたら出てきました。”そういえば、これ面白かったな”、と再度パラパラとめくると。
✓本当にこの人の妻になるべきか
✓愛することと愛し続けることの違い
✓気づいたときはもう遅い「結婚」

✓夫は他人であるという認識
※目次から一部を記載


なんかとっても現実的・・・。そうそう、実話が挿入されていて熟年カップルがかかえる痛いツボをついてくるというか。でもこれって。今の私にぴったりではないですか!ということで、再度挑戦しました。上の目次のほか、さらには、

✓聡明なだけの女はすぐあきられる
✓母性とおんな性は使い分けた方がよい
✓夫のいやがる部分のさわり方
✓「母」になった女と「女」でいる女の愛
✓男の中にある女が入れない場所
※目次から一部を記載


と、ディープなテーマに沿ったエッセイ集。でも軽やかでぜんぜん重くなく、あー私だけでない、という安心感がでてきて、読書後は気持ちが軽くなったような気が。
フィンランドの離婚感との違いも出てきたり、今の時代と違うところも、どの時代も貫くだろう人生観も、国際結婚してしまった私などは、もう混乱しまくっているそこの辺りを深堀りした作品でした。



本や漫画の購入は、最近ではもっぱら、ベルギーのクレジットカードが使えて正規に日本サイトで購入できるBookwalkerを利用しています。





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きっと正解はないのですが、自分の考えをまとめるよい機会かも?
見ないふりをしていたそこのツボ、ついてみたいときにオススメの一冊です。

 


An

An




寒く暗い季節。あったかくして、のんびり読書なんていかがでしょう。



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